EU統計局ユーロスタットが4日に発表したユーロ圏の2月の生産者物価(建設業を除く)上昇率は前年同月比13.2%となり、前月の15.1%を下回った。依然として高水準だが、エネルギー高騰の鈍化に伴い、縮小傾向が継続。前年同月の41.8%から大幅に下がった。(表参照)
上昇率の鈍化は6カ月連続。分野別の上昇率はエネルギーが17.4%、中間財が9.3%、資本財が7.3%、耐久消費財が8.7%、非耐久消費財が15.2%となっている。エネルギーは前月の20.7%から大きく縮小した。
EU27カ国ベースの上昇率は14.5%。主要国はドイツが16.4%、フランスが15.7%、イタリアが10%、スペインが7.9%だった。