3月のEU新車販売28.8%増、8カ月連続プラスに

欧州自動車工業会(ACEA)が19日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の3月の新車乗用車の販売(登録)台数は108万7,939台となり、前年同月から28.8%増加した。販売増加は8カ月連続。

タイプ別では主流のガソリン車が29.9%増の40万7,533台で、全体の37.5%を占めた。純電気自動車(バッテリー式電気自動車=BEV)は58%増の15万1,573台、エンジンを搭載したハイブリッド式電動自動車(HEV)は38.1%増の26万4,694台と大きく伸び、それぞれシェアは13.9%、24.3%に拡大した。ディーゼル車は11.8%増の15万7,217台だったが、シェアは前年同月を1.1ポイント下回る14.5%にとどまった。

主要市場はスペインが66.1%増、イタリアが40.7%増、ドイツが16.6%増、フランスが24.2%増だった。

欧米の主要メーカーはフォルクスワーゲン(VW)が35%増、ルノーが30.4%増、ステランティスが28.7%増と好調。日本勢はトヨタが25.3%増、日産が50.2%増、マツダが40.5%増、スズキが39.7%増と好調だった。ホンダは32.9%減、三菱は32.5%減で、前月に続いて低迷した。

EU26カ国に英国、アイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの販売台数は26.1%増の142万2,147台。英国は18.2%増の28万7,825台だった。

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