欧州委員会が4月27日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は99.3となり、前月の99.2から0.1ポイント改善した。ESIの上昇は3カ月ぶり。ただ、長期平均の100を10カ月連続で割り込んでいる。
前月は速報値で99.3だったが、0.1ポイント下方修正された。分野別では製造業が2.1ポイント下落したが、サービス業が0.9ポイント、消費者が1.6ポイント、小売業が0.5ポイントの幅で改善した。建設業は横ばいだった。
EU27カ国ベースのESIは横ばいの97.3。主要国はスペインが3.7ポイント、ドイツが0.8ポイント、イタリアが0.3ポイントの上昇。フランスは4.2ポイント低下と振るわなかった。