欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/11/24

東欧・ロシア・その他

トルコ最大手銀ガランティ、スペインのBBVAが追加出資

この記事の要約

トルコ最大手銀行のガランティ銀行は19日、大株主である同国のコングロマリット、ドギュス・ホールディングスがスペイン大手銀行のバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)に同行の株式14.89%を売却することで合 […]

トルコ最大手銀行のガランティ銀行は19日、大株主である同国のコングロマリット、ドギュス・ホールディングスがスペイン大手銀行のバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)に同行の株式14.89%を売却することで合意したと発表した。BBVAのガランティ銀に対する出資比率は約40%に達し、経営権を握る。

ガランティ銀は時価総額でトルコ最大の銀行。BBVAは2010年11月、ドギュスと米ゼネラル・エレクトリック(GE)から同行の株式24.9%を取得していた。

BBVAはトルコ金融市場の大きな成長を見込み、海外での収益基盤を拡大するため、追加出資を決めた。株式売買額は55億トルコリラ(約19億6,000万ユーロ)。これによってガランティ銀への出資比率は39.9%に達し、ドギュスの持ち株比率は10%に縮小する。

BBVAは現在、10人からなるガランティ銀の取締役会に4人を送り込んでいる。追加出資に伴い、同枠が7人に増え、取締役会を支配する。