欧州石油大手の英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルが1月29日発表した2014年10~12月期(第4四半期)決算の純利益は7億7,300万ドルとなり、前年同期から57%減少した。原油価格の急落が響き、大幅減益を迫られた。
12月通期の純利益は前期比8%減の150億5,000万ドル。原油安による在庫評価の変動を除いた利益は10~12月期が93%増の42億ドル、通期が14%増の190億ドルだった。
同社は原油安を受けて、カタールで計画していた石油化学プロジェクトの中止を先ごろ決めるなど、投資を控えている。同日には15年の投資を前年以下の水準に抑える方針を打ち出した。