欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/2/23

EU産業・貿易

1月のEU新車販売6.7%増、17カ月連続でプラスに

この記事の要約

欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表したEU(マルタを除く27カ国)の1月の新車販売(登録)台数は99万9,175台となり、前年同月から6.7%増加した。販売増加は17カ月連続。14年に復調が進み、7年ぶりで販売が前 […]

欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表したEU(マルタを除く27カ国)の1月の新車販売(登録)台数は99万9,175台となり、前年同月から6.7%増加した。販売増加は17カ月連続。14年に復調が進み、7年ぶりで販売が前年を上回ったEU新車市場は、今年も順調な出足となった。

販売はギリシャ、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、エストニア、ルクセンブルク、ルーマニア、スロバキアを除いて増えた。主要市場ではスペインが27.7%増、イタリアが10.9%増と好調だったほか、英国が6.7%、フランスが6.2%、ドイツが2.6%の幅で伸びた。

欧米の主要メーカーでマイナスとなったのはPSAプジョー・シトロエン、オペルだけ。上げ幅は最大手のフォルクスワーゲン(VW)が6.8%、ルノーが10%、フォードが5.1%、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が7.1%、BMWが8.6%、ダイムラーが15%となっている。

日本勢はトヨタが9.6%増、日産が36.3%増、三菱が101.5%増となった一方で、マツダは6%減、スズキは8.9%減、ホンダは5.8%減と明暗が分かれた。