欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/2/23

西欧

プジョーの経営改善、営業損益が黒字に

この記事の要約

仏自動車大手PSAプジョーシトロエンが18日発表した2014年12月通期決算の最終損益は5億5,500万ユーロの赤字となったが、赤字幅は前期の22億3,000万ユーロから急減した。合理化によるコスト削減が要因で、営業損益 […]

仏自動車大手PSAプジョーシトロエンが18日発表した2014年12月通期決算の最終損益は5億5,500万ユーロの赤字となったが、赤字幅は前期の22億3,000万ユーロから急減した。合理化によるコスト削減が要因で、営業損益は2010年以来の黒字に転じた。

経営不振に陥っていた同社は昨年、再建に向けて中国の東風汽車と仏政府による出資を受け入れ、人員整理、設備投資圧縮などの合理化を進めている。その結果、14年は販売台数が260万台から210万台に減ったものの、赤字は改善。3億6,400万ユーロの赤字だった営業損益は9億500万ユーロの黒字となった。