独化学大手のBASFが2月27日発表した2014年12月通期決算の純利益は、前期比7.6%増の51億5,500万ユーロとなった。売上高は0.5%増の743億2,600万ユーロと、小幅の伸びにとどまった。
営業利益(EBIT、調整前)は4%増の73億5,700万ユーロ。部門別では顔料、添加剤、医薬品原料、食品添加剤、化粧品原料などを手がける「高性能製品」が28.8%増の14億1,700万ユーロと好調だった。石油化学品やモノマーを手がける「化学品」と触媒、バッテリー材料、塗料などを手がける「機能性材料」も、ともに2ケタ台の伸びを記録した。一方、「農業ソリューション」は8.3%減と振るわず、「石油・天然ガス」は原油安で15.4%落ち込んだ。