欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/3/9

総合 – 欧州経済ニュース

ユーロ圏の10~12月GDP、設備投資が回復

この記事の要約

EU統計局ユーロスタットが6日発表した2014年10~12月期の域内総生産(GDP)統計によると、ユーロ圏のGDPは速報値と同じ前期比0.3%増だった。設備投資の持ち直しに支えられ、伸び率は前期の0.2%を小幅ながら上回 […]

EU統計局ユーロスタットが6日発表した2014年10~12月期の域内総生産(GDP)統計によると、ユーロ圏のGDPは速報値と同じ前期比0.3%増だった。設備投資の持ち直しに支えられ、伸び率は前期の0.2%を小幅ながら上回った。(表参照)

前年同期比は0.9%増。EU28カ国ベースでは前期比が0.4%増、前年同期比が1.3%増だった。いずれも速報値と変わらなかった。14年通期の成長率はユーロ圏が前年比0.4%、EUが1.3%となった。

ユーロ圏では設備投資が前期比0.4%増となり、前期の横ばいから回復。3四半期ぶりにプラスとなった。個人消費は0.4%、輸出は0.8%の幅で伸びたが、上げ幅はそれぞれ前期の0.5%、1.5%を下回った。

業種別では鉱工業が0.1%減と、前期の0.2%増から悪化した。製造業は横ばい。建設業は1%増となり、前期の0.9%減から復調した。