欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/3/2

東欧・ロシア・その他

トルコ、2カ月連続で利下げ

この記事の要約

トルコ中央銀行は2月24日、主要政策金利である7日物レポ金利を0.25ポイント引き下げ、7.5%とすることを決めた。利下げは2カ月連続。翌日物貸出金利(上限金利)は11.25%から10.75%、翌日物借入金利(下限金利) […]

トルコ中央銀行は2月24日、主要政策金利である7日物レポ金利を0.25ポイント引き下げ、7.5%とすることを決めた。利下げは2カ月連続。翌日物貸出金利(上限金利)は11.25%から10.75%、翌日物借入金利(下限金利)は7.5%から7.25%に引き下げた。

中銀は政府からの利下げ圧力が高まる中、1月のインフレ率が前月の8.17%から7.24%に低下したことを踏まえ、追加緩和に踏み切った。

議会選挙を6月に控えるトルコでは、景気対策を優先したい政府が中銀に利下げを強く迫っているエルドアン大統領は利下げに慎重な中銀へのあからさまな不満を示しており、ダウトオール首相も24日、大幅な利下げが必要との見解を示していた。