欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/5/18

西欧

ロイズ銀、来年にも完全民営化へ

この記事の要約

金融危機で政府に救済された英大手銀行ロイズ・バンキング・グループのブラックウェル会長は14日、政府が同行の株式売却をさらに進め、2016年に同行が完全民営化されるとの見通しを示した。 ロイズはリーマンショックに伴う金融危 […]

金融危機で政府に救済された英大手銀行ロイズ・バンキング・グループのブラックウェル会長は14日、政府が同行の株式売却をさらに進め、2016年に同行が完全民営化されるとの見通しを示した。

ロイズはリーマンショックに伴う金融危機で経営が悪化し、2008年に約200億ポンドの公的資金注入を受けて救済された。英政府は保有する同行に株式を段階的に売却しており、12日に約2%を売却。持ち株比率は当初の41%から19.93%まで縮小した。

ブラックウェル会長は年次株主総会で、政府の株式売却について、市況にもよるが2016年の完了が可能との見方を支援した。