欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/5/26

EUその他

欧州独自の軍用ドローン開発、独仏伊が基本合意

この記事の要約

ドイツ、フランス、イタリアの3カ国は18日、欧州独自の軍用無人機(ドローン)を共同開発することで基本合意した。独自開発により米国製ドローンへの依存度を引き下げるのが狙いで、2025年までの投入を目指す。 3カ国は偵察・情 […]

ドイツ、フランス、イタリアの3カ国は18日、欧州独自の軍用無人機(ドローン)を共同開発することで基本合意した。独自開発により米国製ドローンへの依存度を引き下げるのが狙いで、2025年までの投入を目指す。

3カ国は偵察・情報収集用のドローンを開発する。それぞれ2,500万ユーロを拠出し、2年間にわたって技術面を詰める。遅くとも2025年までの実用化を目指す。スペインとポルトガルも参加の意向を示している。

ドイツは米国の無人偵察機「グローバルホーク」をベースに欧州航空宇宙大手のEADS(現エアバスグループ)と米ノースロップグラマンが共同開発した「ユーロホーク」の投入を目指したが、欧州航空安全局から飛行許可が下りず、2013年に断念した経緯がある。ドイツは欧州諸国で初めて、ユーロホークを導入する予定だった。