欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/6/8

東欧・ロシア・その他

英たばこ大手BAT、クロアチア同業を買収

この記事の要約

英たばこ大手のブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は1日、クロアチア同業のTDRを買収することで合意したと発表した。買収額は5億5,500万ユーロ。BATは、クロアチア、ボスニア、セルビアなどバルカン諸国で大きな […]

英たばこ大手のブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は1日、クロアチア同業のTDRを買収することで合意したと発表した。買収額は5億5,500万ユーロ。BATは、クロアチア、ボスニア、セルビアなどバルカン諸国で大きなシェアを持つTDRの買収を通じ、同地域での事業拡大を図る。

TDRはロンヒル、ウォルターウルフなどのブランドを抱え、南東欧を中心に欧州や中東で事業を展開する。クロアチアでは昨年末時点で57%のシェアを握るほか、ボスニアでは30%、セルビアで11%のシェアを持つ。昨年の売上高は13億7,000万クーナ(1億8,100万ユーロ)、純利益は1億9,300万クーナだった。

アドリア海沿岸にあるカンファナル工場の年産能力は200億本。今回の契約には同工場の最低5年間の操業継続を保証する条項が含まれている。