欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/6/29

西欧

臨床検査の独ジンラブ、投資会社が買収

この記事の要約

英投資会社シンベン26日、独臨床検査サービス大手ジンラブを買収すると発表した。過半数株式を英同業BCパートナーズから取得する。買収額は不明だが、約18億ユーロと報じられている。 シンベンは5月に仏臨床検査会社ラブコを12 […]

英投資会社シンベン26日、独臨床検査サービス大手ジンラブを買収すると発表した。過半数株式を英同業BCパートナーズから取得する。買収額は不明だが、約18億ユーロと報じられている。

シンベンは5月に仏臨床検査会社ラブコを12億ユーロで買収したばかり。ラブコとジンラブを統合する。

ジンラブは2010年、BCパートナーズの傘下に入った。その後に52件の買収を実施し、欧州23カ国に約300拠点を持つ企業に成長した。従業員数は7,000人強で、昨年の売上高は7億5,600万ユーロに上った。

事業を主にドイツ、スイス、中欧、北欧で展開している。一方、ラブコはフランス、英国、西欧、南欧に強く、両社は地理的な補完性が高い。