欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/7/6

西欧

テバとフィリップスの合弁会社、イスラエル企業に投資

この記事の要約

イスラエルの後発薬大手テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズとオランダの電機大手フィリップスの合弁会社サナラ・ベンチャーズは1日、イスラエルに拠点を置く医療分野の新興企業に対する投資計画の第1弾として、カレイドス […]

イスラエルの後発薬大手テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズとオランダの電機大手フィリップスの合弁会社サナラ・ベンチャーズは1日、イスラエルに拠点を置く医療分野の新興企業に対する投資計画の第1弾として、カレイドスコープ・メディカルとMGDへの投資を実施したと発表した。サナラは今年1月に本格始動した際、医療機器・技術の開発を手掛けるイスラエルの新興企業に対し、向こう8年間に最大1億シェケル(約2,650万ドル)を投資する計画を打ち出していた。

カレイドスコープ・メディカルはカテーテルを用いた手術時のX線遮蔽システムなどの開発で知られる。一方、MGDは慢性呼吸器疾患の1つで有毒ガスや微粒子の吸入、喫煙が原因とされる慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者向けに開発した携帯用の肺機能測定器が高く評価されている。

サナラのバルネア最高経営責任者(CEO)によると、同社はこれまでにカレイドスコープとMGD以外に2社への投資を実施しており(具体名は公表せず)、年末までにさらに2~3件の投資を計画しているという。