欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/8/3

東欧・ロシア・その他

テバ・ファーマ、米アラガンの後発薬事業を買収

この記事の要約

後発医薬品世界最大手のテバ・ファーマシューティカルズ(イスラエル)は7月27日、米製薬大手アラガンの後発薬事業を買収することで合意したと発表した。買収額は405億ドルで、イスラエル企業による買収としては史上最大規模となる […]

後発医薬品世界最大手のテバ・ファーマシューティカルズ(イスラエル)は7月27日、米製薬大手アラガンの後発薬事業を買収することで合意したと発表した。買収額は405億ドルで、イスラエル企業による買収としては史上最大規模となる。

買収は現金と株式交換を組み合わせた形で、現金部分は337億5,000万ドル。2016年1~3月期の買収手続き完了を見込む。

アラガンはシワ取り薬「ボトックス」で知られる。3月に米後発薬大手アクタビスと合併し、後発薬で米3位のメーカーとなった。テバは今回の買収によって世界最大手の座を強固にする。

テバは買収によって事業を拡大している。4月には米後発医薬品大手マイランに約400億ドルでの買収を提案したが、マイランは拒否を表明していた。テバは同日、マイランへの買収を撤回すると発表した。