欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/8/17

西欧

英ピアソン、経済誌エコノミストの株式50%を売却

この記事の要約

英教育・出版大手のピアソンは12日、保有する英有力経済誌エコノミストの株式の50%を伊投資会社エクソールなどに4億6,900万ポンド(約6億6,300万ユーロ)で売却すると発表した。ピアソンは英有力経済紙フィナンシャル・ […]

英教育・出版大手のピアソンは12日、保有する英有力経済誌エコノミストの株式の50%を伊投資会社エクソールなどに4億6,900万ポンド(約6億6,300万ユーロ)で売却すると発表した。ピアソンは英有力経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の売却で合意したばかり。今後は教育事業に特化することになる。

ピアソンはフィアット創業家であるアニェリ一族が率いる投資会社エクソールにエコノミストの親会社であるエコノミスト・グループの普通株の27.8%と特殊株を2億8,700万ポンドで売却する。エクソールはエコノミストに対する持ち株比率を4.7%から43.4%に引き上げ、筆頭株主となる。さらにピアソンは残る株式をエコノミスト・グループに1億8,200万ポンドで売却する。

ピアソンは中核の教育事業に経営資源を集中することを決め、7月にFTを発行するフィナンシャル・タイムズ・グループを日本経済新聞社に8億4,400万ポンドで売却することで合意していた。