欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/5/12

西欧

コメルツ銀の営業利益30%減、金利収入の縮小響く

この記事の要約

独2位銀行のコメルツバンクが7日発表した2014年1~3月期(第1四半期)の営業利益は3億2,400万ユーロとなり、前年同期から30%減少した。低金利で金利収入が17%減の11億3,000万ユーロに縮小したことが最大の減 […]

独2位銀行のコメルツバンクが7日発表した2014年1~3月期(第1四半期)の営業利益は3億2,400万ユーロとなり、前年同期から30%減少した。低金利で金利収入が17%減の11億3,000万ユーロに縮小したことが最大の減益要因。マルティン・ブレシング頭取は、同行を取り巻く環境は依然として厳しいとしながらも、14年通期では営業増益を確保するとの見方を示した。

最終損益は前年同期の赤字(9,800万ユーロ)から2億ユーロの黒字に転換した。比較対象の13年第1四半期はリストラ費4億9,300万ユーロを計上した関係で、同損益が大幅に押し下げられていた。14年1~3月期はリストラ費を計上しておらず、反動で利益水準が押し上げられた格好だ。