ドイツの鉄鋼系複合企業ティッセンクルップは26日、エレベーター子会社のティッセンクルップ・エレベーターが中国同業の曼隆電梯との現地合弁会社に対する出資比率を11日付で従来25%から51%に引き上げ、子会社化したと発表した。世界最大の中国市場で事業を強化することが狙い。子会社化に伴い同社の社名を曼隆ティッセンクルップ・エレベーターに改める。
同合弁会社は上海に本社を置き、エレベーターとエスカレーターの開発、製造、販売、保守サービスを手がけている。従業員数は200人強で、直近の売上高は6億3,000万人民元(8,520万ユーロ)だった。新しい生産拠点を来年初頭、上海の臨港に開設する。