工業ガス大手の独メッサー・グループは25日、中国の蘇州に新工場を開設すると発表した。現地需要の拡大を受けた措置で、電機メーカー向けに各種の工業ガスを供給する。投資額は3,300万ユーロ。
新工場ではフラット画面、半導体、LED、太陽電池メーカー向けのガスを生産する。亜酸化窒素(N2O)の生産能力は年600トン。このほか、シラン(SiH4)、アンモニア(NH3)、水素及び各種の混合ガスを製造する。
メッサーは1998年、蘇州の呉江区に工場を開設した。新工場の開設により中国での競争力を強化する。