欧州委員会が9月29日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は105.6となり、前月から1.5ポイント改善した。同指数の上昇は3カ月連続で、2011年4月以来4年5カ月ぶりの高水準に達した。
ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。9月は製造業が1.5ポイント、サービス業が2.3ポイント、小売業が0.6ポイントの幅で前月から上昇した。消費者は0.2ポイント、建設業は0.6ポイント低下した。
EU28カ国ベースのESIは前月を0.6ポイント上回る107.6。主要国ではスペインが0.9ポイント低下したが、イタリアが3.4ポイント、ドイツが1.9ポイント、フランスが0.9ポイント上昇した。