トルコ航空最大手のトルコ航空が、国内の格安航空会社(LCC)との競争激化で不振が深刻化している。9日発表した2014年1~3月期(第1四半期)決算の最終損益は2億2,630万リラ(約111億円)の赤字となり、赤字幅は前年同期の10倍に膨らんだ。
トルコではペガサス、オヌア航空などのLCCが台頭し、国内線のほか短距離の国際線でトルコ航空と激しい競争を展開している。トルコ航空は同期に旅客数が増え、売上高が35億9,000万リラから51億3,000万リラに拡大したものの、運賃値下げを迫られたため、収益が大きく悪化した。