EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の3月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.3%の低下となり、0.2%の上昇だった前月から悪化した。前年同月比では0.1%低下と、昨年8月以来のマイナスとなり、景気が回復基調にあるものの依然として不安定であることが浮き彫りとなった。(表参照)
前月比では中間財、エネルギー、資本財、非耐久消費財がマイナス、耐久消費財が横ばいだった。
EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は0.2%低下。データが出そろっている25カ国ではドイツ、フランス、イタリア、スペイン、英国など10カ国で低下した。