ユーロ圏労働コスト上昇率、7~9月は1.1%に縮小

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2015年7~9月期の労働コスト(時間当たり)は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期から1.1%上昇した。上げ幅は前期の1.6%から縮小した。(表参照)

労働コストの大部分を占める賃金・給与が1.4%、非賃金コストが0.1%の幅で上昇した。業種別の上昇率は工業が1.3%、建設業が0.8%、サービス業が1.2%だった。

EU28カ国ベースの労働コスト上昇率は1.8%。主要国はドイツが2.2%、フランスが1.1%、英国が3.9%、スペインが0.3%の幅で上昇した。イタリアは0.4%低下した。

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