露ズベルバンク、スロバキア子会社を売却

ロシア最大手銀行のズベルバンクは12月17日、スロバキア子会社の株式99.5%の売却について、現地の投資会社ペンタ・インベストメンツと合意したと発表した。同国の競争当局および欧州中央銀行の承認を得て取引が成立する。売却価格は明らかにしていない。

ペンタは中欧を中心に10カ国超で金融サービス、医療機関、製造業などに投資する。スロバキアでは2007年に富裕層の資産運用に特化するプライベートバンクを立ち上げ銀行市場に参入。11年には経営破たんしたベルギー・仏銀行大手デクシアの現地子会社を買収して小口金融と地方自治体への融資にも事業を拡大するなど、金融分野への投資に積極的だ。

ズベルバンクのスロバキア事業は2015年9月末時点の資産総額が18億6,000万ユーロで、従業員数は665人を擁する。

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