高級ブランド大手の仏LVMHモエヘネシー・ルイ・ヴィトンは5日、ベルナール・アルノー最高経営責任者(CEO)が率いる投資持ち株会社グループ・アルノーと米プライベート・エクイティ・ファンドのカタートンと共同で、消費者向け製品を扱う企業に投資する合弁会社「Lカタートン」を設立することで合意したと発表した。
LカタートンにはLVMHとグループ・アルノーが計40%、カタートンが60%を出資。本社を米コネチカット州と英ロンドンに置く。
同社はLVMH、グループ・アルノーの欧州、アジアの投資部門とカタートンの北米、中南米部門を統合し、将来が有望な企業に投資していく。年金ファンドなど機関投資家から資金を調達し、120億ドルを超える資産運用を行う方針だ。