ポーランド石油2位のロトスは4日、米エクソンモービルからノルウェー領北海のスレイプニル油田の権益を1億6,000万米ドルで買収する手続きを完了したと発表した。昨年10月の契約に基づく。取得した鉱区の1つについては、ノルウェー当局の承認を待って2,500万ドルを追加して支払う。
ロトスが買収したのは、スレイプニル油田の東スレイプニル、西スレイプニル、グングニル、ロキの各鉱区の権益15%と、アルファ・セントラル鉱区の28%。アルファ・セントラル鉱区は現在、開発準備段階で2020年の生産開始が見込まれている。
ロトスはアルファ・セントラル鉱区の開発計画にノルウェー当局の許可が下りた時点で、2,500万ドルを追加して支払うことになっている。また、今年から2020年までの原油価格を元に取引価格を調整する取り決めだ。