チェコ統計局が8日発表した11月の鉱工業生産高は前年同月比で5.7%増加し、12カ月連続で伸びた。稼働日調整ベースでは3.2%の上昇。前月比(稼働日、季節調整済み)では1.2%低下した。新規受注高の上昇率は7.2%となり、10月の6.5%から拡大した。
業種別にみると、主要産業の自動車が17.4%増加して全体をけん引したほか、ゴム・プラスチック製品(12%増)、金属加工品(6.6%増)も好調だった。一方、化学・化学製品が15.9%減と大きく落ち込んだほか、ベースメタル(12.2%減)、電気・ガス・スチーム・空調(3.7%減)も振るわなかった。