ライファイゼン銀、15年に黒字転換

中東欧で事業を展開するオーストリア大手銀行ライファイゼンバンク・インターナショナル(RBI)が2月1日発表した2015年12月期決算の最終損益は3億8,300万ユーロの黒字となり、前期の赤字(6億1,700万ユーロ)から大幅に改善した。貸倒引当金が17億5,000万ユーロから12億6,600万ユーロに縮小したことが大きい。利息収入は12.2%減の33億2,700万ユーロ、手数料収入は4.2%減の15億1,900万ユーロに縮小した。

RBIは今回、14年12月期の赤字を当初発表の4億9,300万ユーロから6億1,700万ユーロに修正した。当局の指摘を受けて1億2,410万ユーロの特別損失を15年6月中間期から繰り上げて計上したため。同特損の内訳はポーランド子会社ポルバンクの減損処理が9,340万ユーロ、貸倒引当金が3,070万ユーロとなっている。

上部へスクロール