2月のユーロ圏景況感指数、昨年6月以来の低水準に

欧州委員会が26日発表したユーロ圏の2月の景況感指数(ESI、標準値100)は103.8となり、前月の105.1から1.3ポイント低下した。景況感の悪化は2カ月連続で、指数は2015年6月以来の低水準に後退した。

ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では製造業が1.3ポイント、サービス業が0.9ポイント、消費者が2.5ポイント、小売業が1.1ポイントの幅で前月から悪化した。建設業は唯一、1.5ポイント上昇と改善した。

EU28カ国ベースのESIは前月を1.5ポイント下回る105.2。主要国では英国が1.6ポイント、イタリアが1.4ポイント、ドイツが0.6ポイント、フランスとスペインが0.5ポイントの幅で低下した。

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