欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表したEU(マルタを除く27カ国)の3月の新車販売(登録)台数は170万674台となり、前年同月から6%増加した。販売増加は31カ月連続。1~3月期の累計は前年同期比8.2%増の381万9,259台となった。(表参照)
販売は23カ国で伸びた。主要国ではイタリアが17.4%と大幅に増えた。フランスは7.5%増、英国は5.3%増。ドイツは横ばいで、スペインは0.7%減少した。
主要メーカーは軒並み増加した。とくにフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が14%増、BMWが15.3%増、ダイムラーが11.6%増と好調だった。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は2.6%増えたが、主力の「VW」ブランドは排ガス不正問題の影響で1.6%減少した。
日本勢はトヨタが4.2%、マツダが15%、スズキが6%、ホンダが15.9%の幅で伸びた。三菱は6.1%減と不調だった。
EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの販売台数は前年同月比5.7%増の174万4,986台となっている。