欧州委員会が4月28日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は103.9となり、前月の103から0.9ポイント上昇した。景況感の改善は4カ月ぶり。小売業を除いて上向いた。
ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では製造業が0.5ポイント、サービス業が1.9ポイント、消費者が0.4ポイント、建設業が1.1ポイントの幅で改善した。小売業は0.6ポイント低下した。
EU28カ国ベースのESIは前月を0.5ポイント上回る105.1。主要国ではイタリアが4.4ポイント、ドイツが0.4ポイント上昇した。英国は1.6ポイント、フランスは1ポイント、スペインは0.8ポイント低下した。