ドイツのIfo経済研究所が23日発表した5月のドイツ企業景況感指数は110.4となり、前月の111.2から0.8ポイント低下した。同指数の悪化は2カ月ぶり。事業の現状判断と今後6カ月の見通しを示す指数がともに落ち込んでおり、Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ドイツ経済は小休止局面にある」との判断を示した。
景況感は調査対象である4業界すべてで悪化。製造業は現状判断がわずかに改善したものの、期待指数がやや落ち込んだ。輸出見通しは依然として明るい。
前月に大きく改善した卸売業は現状判断が大幅に低下し、期待指数もやや下落した。小売業は両指数ともやや落ち込んでいる。建設業は現状判断がやや悪化。期待指数も低下した。