ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクが25日発表した2016年1~3月期(第1四半期)決算の純利益は1,177億ルーブル(約16億1,000万ユーロ)となり、前年同期から284.6%増加した。同利益高は四半期の数字としては過去最高。純金利収入の大幅増と貸倒引当金の減少、経費削減が大幅増益につながった。
純金利収入は3,255億ルーブルで、前年同期から62.5%拡大した。企業顧客融資や不動産融資が特に堅調だった。純手数料収入は銀行カード事業が好調で、11.9%増の772億ルーブルとなった。
貸倒引当金は843億ルーブルで、前期の1,127億ルーブル、前年同期の1,149億ルーブルから大幅に減少した。自己資本比率は9.7%で、前期から0.8ポイント上昇した。