欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表したEU(マルタを除く27カ国)の5月の新車販売(登録)台数は128万8,220台となり、前年同月から16%増加した。主要市場が軒並み好調で、上げ幅は前月の9%を大きく上回った。販売増加は33カ月連続。(表参照)
販売が低迷したのはアイルランドだけ。主要市場ではイタリアが27.3%、フランスが22.3%、スペインが20.9%、ドイツが11.9%、英国が2.5%の幅で伸びた。
メーカー別では、12.3%減となった三菱自動車を除いて増加。欧米勢ではルノーが28.7%増、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が25.7%増、BMWが21.2%増と、とくに好調だった。最大手のフォルクスワーゲン(VW)は9.3%増だった。
日本車はトヨタが19.5%、日産が2.4%、マツダが31.1%、スズキが21.6%、ホンダが31%の幅で増えた。
EU27カ国にアイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの販売台数は前年同月比15.5%増の133万599台となっている。