ポーランド、最低賃金を2千ズロチに引き上げへ

ポーランド政府は14日、来年から最低賃金を現行の1,850ズロチから2,000ズロチ(約450ユーロ)に引き上げる意向を表明した。与党の選挙公約を実現し、所得格差の縮小を目指す。契約社員の最低時給も導入する。今後、政労使代表者会議で提案し、協議を進める。

当初案では最低賃金を1,920ズロチ、契約社員の時給を12ユーロと定めていた。ラファルスカ労働相は変更について、「最低賃金を平均賃金の50%に増やす長期目標に照らし、増加幅が小さすぎると判断した」と説明した。また、好況下で失業が減っている現実を踏まえ、経済界の余力は十分とみている。2,000ズロチは平均賃金の47.04%に当たるという。

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