ユーロ圏景況感、6月は3カ月ぶり悪化

欧州委員会が6月30日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は104.4となり、前月の104.6から0.2ポイント低下した。景況感の悪化は3カ月ぶり。製造業を除く分野で落ち込んだ。

ESI はEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では小売業が2.5ポイント、サービス業と建設業が0.5ポイント、消費者が0.3ポイントの幅で悪化した。製造業は0.9%の上昇だった。

EU28カ国ベースのESIは前月を0.1ポイント上回る105.7。主要国ではドイツ、スペイン、英国が改善したが、フランス、イタリアで低下した。

今回の調査は英国のEU離脱が決まった国民投票の実施前に行われたもので、投票結果は反映されていない。

上部へスクロール