欧州委員会は23日、中国の太陽光パネルメーカーのうち、3社に対して反ダンピング措置を再発動したことを明らかにした。欧達光電、啓鑫新能源科技股彬、山東力諾光伏高科技が対象となる。
EUは2013年6月、中国の太陽光パネルメーカーが不当な廉価で製品をEUに輸出し、域内のメーカーに大きな打撃を与えているとして反ダンピング措置を発動したが、中国政府が国内メーカーによる対EU輸出に最低価格と数量制限を設ける和解案に同意。これに従うメーカーへの反ダンピング措置を同年8月に中止していた。
欧達光電など3社は同合意を順守せず、最低価格を下回る水準で輸出していることが発覚したことから、欧州委は規定に基づき、反ダンピング関税の適用を再開した。