ソシエテジェネラル、ジョージア子会社を売却

仏金融大手のソシエテ・ジェネラルはこのほど、ジョージア子会社のリパブリク銀行を同国2位銀行のTBCバンクに売却することで合意したと発表した。TBCはリパブリク銀の株式93.64%を3億1,500万ラリ(約1億2,000万ユーロ)で取得する。同行は買収を通じ、預金量と融資額で国内最大手となる見通しだ。

買収は現金と株式交換を組み合わせた形で実施する。70%が現金での支払いとなる。TBCは欧州復興開発銀行(EBRD)が保有するリパブリク銀の株式6.36%も取得する方針だ。

今回の買収でTBCの国内シェアは融資額ベースで35.7%、預金ベースで34.5%まで上昇する。

現地のメディアによると、リパブリク銀をめぐってはEBRDが株式買い増しの意向を示していたほか、同国で木材加工、住宅建設事業などを手掛ける中国の華凌集団も買収に乗り出す構えを見せていた。

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