独自動車大手のダイムラーが21日発表した2016年7~9月期(第3四半期)決算の純利益は25億9,500万ユーロとなり、前年同期比から9%増加した。トラック部門は不振だったが、主力の乗用車部門が好調で増益を確保した。
売上高は4%増の385億9,700万ユーロ。乗用車部門は12%増の232億5,100万ユーロだった。利幅の大きいSUVと「Eクラス」の新型車投入が奏功した格好だ。
販売台数は5%増の75万4,130台。乗用車が11%増の56万5,564台、バンが13%増の8万5,238台に拡大した。トラックは北米市場の低迷が響いて24%減の9万7,143台と大きく落ち込んだ。