コメルツ銀が赤字転落、組織再編など響く

独2位銀行のコメルツ銀行が4日発表した2016年7~9月期(第3四半期)決算の最終損益は2億8,800万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(2億3,500万ユーロ)から大きく悪化した。組織再編に伴う6億2,700万ユーロの評価損を計上したことが響いた。5,700万ユーロの合理化費用も利益を圧迫した。

営業利益も貸倒引当金の増加、手数料収入の減少により、5.1%減の4億2,900万ユーロに落ち込んだ。9月末時点の中核自己資本比率は11.8%で、6月末の11.5%からやや改善した。

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