独自動車部品大手のクノールブレムゼは7日、前日に終了したスウェーデン競合ハルデックスに対する株式公開買い付け(TOB)で株式71.2%を確保したと発表した。すでに保有している14.9%と合わせた持ち株比率は86.1%に達し、TOBの成立条件とした50%超を大幅に上回ったことから、競争当局が承認すれば買収は実現する。クノールブレムゼはTOBの期限を来年2月28日まで延長することも明らかにした。
ハルデックスは商用車ブレーキで大手であることから、クノールブレムゼによる買収は競争当局から承認されない可能性もある。これに関してクノールブレムゼのクラウス・デラー社長は「買収の承認を取り付けることができると確信している」と述べた。