伊最大手銀行のウニクレディトの大型増資計画が12日、株主総会で承認された。これを受けて同行は、社債の多額の利払いを迫られる3月10日までに増資を実施する計画だ。
ウニクレディトは昨年12月中旬、景気低迷や不良債権で悪化している財務の改善に向けた経営健全化計画を発表。130億ユーロの増資を行う方針を打ち出していた。総会では99.6%の株主が支持し、実施が決まった。
同行はこのほか、全従業員の約1割に相当する1万4,000人を2019年末までに削減し、イタリアなどで944支店を閉鎖することになっている。