ルーマニア、来月から最低賃金引き上げ

ルーマニアのグリンジャヌ新政権は6日、最低賃金と公務員賃金、最低年金を引き上げる法案を閣議決定した。政府は「高所得者に対する課税強化などで歳入減を相殺できる」としているのに対して、経済専門家らは今年の財政赤字が、EUが定める上限を超えると警告している。

法案によると、来月から最低賃金を月額で現行の1,250レウから1,450レウ(340.14米ドル)に引き上げる。また、時給は8.735レウ以上とする。違反した雇用者は最高2,000レウの罰金刑を科される。公務員賃金は20%引き上げる。最低年金は3月から30%増の520レウに引き上げる。

これらの政策は、先月の議会選挙で勝利した社会民主党(PSD)が公約していたものだ。

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