伊眼鏡大手ルクソティカ、仏エシロールと合併

眼鏡大手の伊ルクソティカは16日、眼鏡用レンズで世界最大手の仏エシロールと合併することで合意したと発表した。誕生する新会社エシロール・ルクソティカは時価総額が500億ユーロ、年間売上高が150億ユーロを超える巨大眼鏡企業となる。

合併はエシロールがルクソティカの創業家が保有する同社の株式62%と残る株式を株式交換で取得する形で実施する。ルクソティカ創業家の持ち株会社デルフィンが新会社の株式の31~38%を保有して筆頭株主となる。新会社はフランスに本社を置き、最高経営責任者(CEO)にはルクソティカのデルベッキオCEO、副CEOにはエシロールのサニエールCEOが就任する。今年下期の合併手続き完了を見込む。

ルクソティカは「レイバン」「オークリー」といった眼鏡、サングラスのブランドで知られる企業。ジョルジョ・アルマーニ、シャネル、ラルフローレンなど有力ブランドの眼鏡のライセンス生産も手がけている。同社は眼鏡需要が新興国を中心に増大する中、低価格を掲げる競合企業との競争が激化していることから、合併を決めた。中期的に年4億~6億ユーロ規模の相乗効果が見込めるとしている。

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