ユーロ圏景況感、5カ月連続改善

欧州委員会が1月30日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は107.9となり、前月の107.8から0.1ポイント上昇した。景況感の改善は5カ月連続。同指数は11年3月以来の高水準まで持ち直した。

ESIはEU内の企業経営者と消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では製造業が0.8ポイント、消費者が0.2ポイント上昇した。サービス業は0.2ポイント、小売業は1.3ポイント、建設業は0.7ポイントの幅で低下した。

EU28カ国ベースのESIは前月を0.4ポイント下回る108.5。主要国ではフランスが0.6ポイント、ドイツが0.3ポイント、英国が1.4ポイントの幅で悪化したが、イタリアが1.3ポイント、スペインが1.4ポイント上昇した。

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