ユーロ圏鉱工業生産指数、12月は低下

EU統計局ユーロスタットは14日、ユーロ圏の2016年12月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で1.6%低下したと発表した。マイナスとなるのは3カ月ぶり。前月は1.5%の上昇だった。(表参照)

分野別では中間財が0.2%、エネルギーが1.4%、資本財が3.3%、非耐久消費材が1.2%の幅で低下した。耐久消費材は唯一、2.9%上昇と伸びを記録した。

EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は1%低下。主要国ではイタリアが1.4%、英国が1.1%の上昇となったが、ドイツが3.1%、フランスが0.9%、スペインが0.4%の幅で落ち込んだ。

前年同月比ではユーロ圏が2%、EUが2.9%上昇したが、上げ幅はそれぞれ前月の3.2%、3.1%を下回った。

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