シュコダ、国営電力会社とEVで協力

チェコ自動車大手のシュコダと国営電力会社CEZが、電気自動車(EV)の普及に向けて協力する。CEZのベネシュ最高経営責任者(CEO)が16日、現地経済紙ホスポダールスケ・ノヴィニに明らかにした。シュコダがEVを製造し、CEZが充電インフラを整備する。両社は対応が必要となる規格を明確化するとともに、充電ステーションの数をEVの普及台数に合わせて調整していく方針だ。

チェコでは今後、EVの普及拡大が見込まれている。その電力消費量は2030年には国内の原子力発電の総量に匹敵すると予想されることから、EV向けの電力供給事業はCEZにとって重要な意味を持つ。国内の充電ステーションは現在、計画中のものも含めて110カ所にとどまる。

シュコダは2025年までに販売台数に占めるEVの割合が20~25%に拡大するとみている。同社は19年から「スペルブ」「オクタビア」「コディアック」にプラグインハイブリッド(PHV)モデルを追加するのに加え、20年には親会社であるフォルクスワーゲン(VW)のEV「I.D.」をベースとしたEVモデルを投入する予定だ。

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