EU統計局ユーロスタットが3日発表したユーロ圏の2月の失業率は9.5%となり、前月の9.6%から0.1ポイント低下した。これは2009年5月以来、7年9カ月ぶりの低水準。景気の緩やかな回復に伴い、雇用の改善が進んでいる。(表参照)
EU28カ国ベースの失業率は8%。前月を0.1ポイント下回り、09年1月以来の低水準となった。
EU全体ではチェコが3.4%、ユーロ圏ではドイツが3.9%で最低だった。最高はギリシャの23.1%(12月時点)。主要国ではフランスが10%、イタリアが11.5%、スペインが18%、となっている。
同月の失業者数はユーロ圏が前月を14万人下回る1,543万9,000人、EUが同15万3,000人減の1,975万人と推定されている。