仏シュナイダー、気象情報配信子会社を売却

仏エンジニアリング大手シュナイダー・エレクトリックは3日、気象情報を配信する米子会社テルベントDTNをスイスの投資持ち株会社TBGに売却することで合意したと発表した。売却額は約9億ドル。6月末までの売却手続き完了を見込む。

テルベントDTNは農業事業者などに気象情報を配信する企業。スペインのソフトウエア開発会社テルベントの子会社だったが、シュナイダーが2011年にテルベントを買収したことで、同社の傘下に入っていた。

シュナイダーは昨年10月に打ち出した事業見直し計画に沿って、非中核事業と位置づけたテルベントDTNの売却を決めた。これによって調達する資金は、自社株の買い戻しに充てる。

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